2016年03月11日

平成28年 都立入試問題 の 出題ミス

今、ニュースになっている

「平成28年 東京都立高校 入試問題の出題ミス」について、
些か感じるものがあったので、思いの丈を書いてみました。

↓↓ http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/28nyusen/mondai_r.html より

平成28年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査問題(理科)に関する見解について

* この問題は、設問中の図1と図2の観察結果を踏まえ、図3で示した地球上の観察位置から、
 火星、金星、月の位置関係を読み取る問題である。
* 図3に示した各天体を正確な縮尺で表すと、天体間の距離を含めて正しく表現できないこと
 から、図3のように模式的に表すとともに、問題文の中に、「図3は,〜模式的に表したもの
 である。」との表記を付記した。
* 月が図1のような位置や形に見えるとき、地球と月の位置関係は、図3に示したようになる。
 なお、受検生が中学校で学んだ知識などを活用して、図1のような位置関係で図2のようになる
 図3の金星の位置を確実に選択できるようにするために、正答となる金星の位置を実際の位置
 から移動して、図3に示したイの位置においたものである。
* 本問の作成に当たっては、天文学的な正確さよりも設問の的確性を優先させている。

↑↑ http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/28nyusen/mondai_r.html より


筆者は識者ではないので、どれが正解であるかについては論ずるつもりはないですが、
上述のサイトに記載されている「見解」については、非常に違和感を感じました。

まず、説明文中に「図3のように模式的に表す」とある。
この説明から「図3は模式図である」と解釈できる。

また辞書を調べると
「模式」 とは「単純化(=模型化)した形式」を指し、
「模す」 とは「事物にまねる(=似せる)」を指し、
「模式図」とは「事物の典型的な形式を示した図」を指し、
「典型的」とは「特徴をよく現しているさま」
のことを指している。

次に説明文中に「正答となる金星の位置を実際の位置から移動」とあり「あえて移動させた」
と解釈できる説明をおこなっている。

以上の事柄から、「図3は模式図(=事物をまねることを目的として作られた図)」である
のに対し「実際の位置から移動(=模すことを放棄し、事物とは違う内容に変化)」させて
しまったのでは、本末顛倒あり、到底、模式図と呼べるものではないと感じられる。

また、「天文学的な正確さよりも設問の的確性を優先」との説明も見受けられるが、
筆者には、設問自体をあやふやなものにしておきながら、設問に対する的確性を優先
していると言っているように聞こえてしまい、正直なところ、「設問作成者の"感性"
と合うかどうかを問いている出題だと言っているのと同じでは?」と感じてしまう。
ましてや、"理科"という分野であるにも関わらず。

筆者の解釈の仕方に問題があるのかもしれないし、筆者には想像も及ばない、関係者の
方々の大変なご尽力によって作成された設問なのであろうとは思うが、科学的に矛盾し
ているという識者の方々の声がある中、この説明の内容をもって、何も措置を講じない
というのは、とても理解し難い対応であり、「科学的にも、見解説明にも疑問が残ると
いう状態では、よろしくないのでは?」と感じました。

まったくの識者でない筆者のような者が見ても、疑問を呈してしまうような見解を示し
「何も対応しない」という姿勢を貫き通すのではなく、発生してしまったミスは素直に
認めて、迅速にしかるべき対応をおこない、今後ミスが発生しないよう努めてゆく姿勢
をとったほうが賢明な選択であり、今後の信頼にもつながるのではないかと感じました。



posted by Jack at 15:01| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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